とにかく基礎が大切!
何事も基礎が大切です。
もともとこの基礎という言葉は、建築物の基礎つまり地盤が本家なのですが、全ての物事について、ことを始めるにあたって一番大切なものという意味で、何事も基礎が重要だということは言うまでもありません。
近頃、新築の住宅、特に新興住宅地の住宅には、実に危険な基礎の上に建っている建築が多いように見受けられます。
新しく造成された住宅地というのは、水田を埋め立てたところとか、海や湖沼の埋立地、あるいは丘陵の山を削って谷を埋めたようなところで、まずその大半は埋め立てて敷地を造成したところです。
こういう埋め立てたところは、基礎をよほどしっかりしておいても、砂上の楼閣のたとえと同じことになることになります。
むしろ、砂上の楼閣のほうが、沈下量が少ないくらいかもしれません。
住まいを作る時には基礎の基礎に当たる地盤が大切です。
埋め立て方がよほど丁寧にしてあっても、最初の年は年10センチメートルというような沈下量が測定される埋立地もあるほどです。
土地選びは慎重に!
しかし、土地は見かけによらぬものです。
素人がどんなに知識を蓄えたところで、見ただけでその地盤が良いか悪いかなどわかるものではありません。
実際、現在のところ土地を購入しようと思っても、「ここは絶対に大丈夫だ」という保証は何も無いままに大金をはたかなくてはならないのが実状です。
一流企業が造成したからといって安心できるものではありません。
そこで土地選びに際して気をつけるべきところを挙げておくと、まず、新しい造成地はなるべくなら避けた方が良いということです。
古い宅地、要するにずーっと建っている家のそばに建てる分には安心です。
新しい造成地は、何故今までそこに家が建たなかったのかを検討してみる必要があります。
宅地造成中に縄文時代の人骨が出てきたなどというニュースがありますが、そういう土地は悪くありません。縄文人もそこが良いとして住んでいたからです。
土地のケア=マイホームの基礎
ただ、昔から”雨降って地固まる”などともいい、新しい造成地も年数が経つほどに毎年の地盤沈下量は小さくなっているから、土地の値上がりを見越して、早めに土地の手当をしておくのも、ひとつのマイホームの基礎づくりなのかもしれません。
しかし、分譲地によっては、なるべく早く建築しなければならないというような約束になっているところもあります。こういうところはますます要注意ということになります。
また、安い土地というのも本当は避けるべきだと思われます。
安い土地にはそれだけの理由があると思ったほうが安全です。
地盤は掘り出しであったとしても、土地に掘り出し物はありません、というのが基礎づくりの原則だと考えます。
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