食生活のポリシーが台所を決める

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主婦が台所を預かる

レストランの設計では、コックの意見を尊重すると、大きな厨房を作ることになると言われています。
しかし、経営者に聞けば、キッチンを狭くしてでも、店を広げて客を多く入れたがります。
それは、家庭の台所についても同様で、主婦は、コックでもあり、家事を取り仕切る支配人の立場にもあるからです。

御台所というのは、貴人の第一夫人の尊称で、台所を預かるというのは、家計を取り仕切ることを意味し、竈というのが主婦のシンボルでありました。
出征兵士の母が、あるいは妻が、そのカマドの火を守っているから安心して戦え、という意の英国の軍歌もあります。
親子や兄弟が同居するときにはその台所を一緒にするしかありませんが、台所を預かる主婦が誰かということは、はっきりさせておく必要があり、同居世帯の場合も、できれば台所は別々にしたほうがいいようです。

料理に対する姿勢と比例する台所スペース

毎日インスタントラーメンや三分間じっと我慢のカレーばかりで済ませる家庭では、たいした道具もいらないし、狭い場所でも構いません。
しかし同じカレーでも、数十種類のスパイスを入れなければ気がすまない、というインド人もビックリの本格派であれば、収納スペースや調理台を広く取る必要があります。

このように、料理に対する姿勢がはっきり決まれば、台所の大きさや、そこの備えられるべき器具や食器、調味料などの収納スペースも自ずと決まってきます。
つまり、どんな食生活をするのか、というポリシーが台所の設計の根本原理になってくるのです。

食と生活をマネジメントする主婦

日本人の食生活を眺めてみると、世界でもまれに見るほどバラエティに富んでいます。
朝はトーストにコーヒーと洋風で、昼はラーメン、夜は和食で鍋料理…などと、和食はもちろん、中華、朝鮮、西洋、南洋と入り乱れての食生活は、日本人がいかに食べ物に贅沢か、ということの例証でもあります。
戦後まもなく、外国からの援助資金をほとんど食糧に変えてしまったくらいです。

食器も同様で、和食用の碗や皿があるかと思えば、中華用の鉢や皿、西洋料理用のナイフやフォークのセット、とあらゆる料理に合わせて食器を揃えている主婦が少なくありません。これがエスカレートすると台所は食器の収納場所と化し、何のための台所か、ということにもなりかねません。
何十種類ものスパイス、何通りもの食器、家電メーカーが次々に送り出す電子レンジから電気ごますり器までありとあらゆる調理器具、これらをどんどん台所に取り入れてゆけば、家中、台所用品で埋まりかねません。

むやみに食器を増やし、調理用の道具を増やしながら、家事労働が煩雑だと嘆く「御台所」がいらっしゃるのは矛盾というものです。
台所と家事労働を簡素化し、知的生活に向かうのが、これからの主婦=家刀自(いえとじ)ではなかろうかと考えます。
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