心のゆとりを生む空間に

仙台のリフォームなら東北ホームテックにお任せください

古来、鞍上、枕上、厠上がウンチクを傾けるに最適の場所であると言われています。

夏目漱石は「厠」を四季の折りふしにつけ、よいところだと礼賛しているし、漱石ならずともトイレを第二の書斎、あるいは瞑想の場と心得て、色んなものを持ち込む人もいるようです。新聞、雑誌などはもちろん、筆記用具やスマートフォンまで持ち込んでいるのも多いようです。

トイレで瞑想にふける人が多いのは、空間的な狭さが、人間の心理を持ちつかせ、孤独感に浸ることができるからだと思います。

その意味では、住まいの中で快適性を追求する重要な場所の一つとも言えます。

我が国でも、便所の水洗化が進み、便所に対するイメージが次第に変わってきています。

最近では、カラフルで機能的なトイレを作るのが一つの流行のようで、洋式の便座の周りを赤やブルーのカバーで覆い、床にもご丁寧にカラフルなマットが敷いてあったりもします。

しかし、便器の周りまで、びっしりとマットやカーペットを敷き詰めてあるのはどうかと…思うところもあります。

便器の周囲に少し余裕を持たせないと、あとの掃除が大変ではないだろうか・・・と。。

それよりもトイレの暖房導入の方を推奨したいと思っています。小さな電熱器やパネル・ヒーターのようなものを一つ入れておくだけでいいのです。

血圧の高い人や寒夜に便所へ行くのを億劫がる人にも向いています。

よく「スペースが狭くて、トイレットペーパーの予備やトイレ用洗剤などの置き場所がない」と言う方がいますが、トイレのドアの上に簡単な棚を付けたり、洗面所と共用になっている様式であれば、洗面台の下のスペースを利用するなどの工夫をしたいものです。

谷崎潤一郎も便所に日本的風流を求めた一人であると言われています。

彼は「陰翳礼讃」の中でこう書いています。

『閑寂な壁と、清楚な木目に囲まれて、眼に青空や青葉の色をみることの日本の厠ほど格好な場所はあるまい。そして、それにはある程度の薄暗さと、徹底的に清潔であることと、蚊の呻りさえ耳につくような静かさとが、必須の条件なのである・・・』

彼の言う日本住宅の便所の身上など、昨今の住宅事情を眺めれば望むべくもない。

しかし、たとえスペースは狭くとも、トイレは心のゆとりを生む空間にしておきたいものですね。お客様に合った仙台のリフォームや増改築のご提案もお気軽に当社へお声がけくださいませ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする