建築物の視点と構法について

東北ホームテックは、建築物の視点と構法について考えます。

建築物は、外部空間と内部空間とを仕切ることによって、目的に対応した空間を実現するものです。人類が初めて造った住居は、かろうじて寝食の場が確保できる程度のものでしたが、それでも気候・風土の相違から、世界各地に多様な住居が成立しました。
そして、時代が進み、用途の拡大や技術の進歩によって、じつにさまざまな建築物が造られるようになりました。

建築を学ぶためには、これら多くの建築物の構成をいろいろな観点から見なくてはなりません。建築物を構成するいろいろな材料・部品が、どのように組み合わされ、相互に接合され、その結果、建築物の全体及び部分がどのように成り立っているのか、というのがその中心となる問題ですが、それに加えて構法が設計され実現される際に条件となる背景も考えていかなければなりません。

雨・風などの外部からの諸因子の影響を制御することは、建築物の基本的機能です。
好ましい因子は取り入れ、そうでない因子は遮断することによって、満足できる空間を実現するのです。屋根や床・壁などは、それらを遮断するのが主たる役割ですが、窓や出入り口などの開口部では、因子を開閉によって制御します。

諸因子の中でも、建築物に働くさまざまな力は重要な対象です。
建築物の各部でどのように受け止め、支えている構造体に伝え、全体としていかに安全な建築物を実現するか、という課題があります。
日本は地震や台風が頻発する厳しい条件下にあり、一方では、建築物の大規模化や高層化が進められ、力の処理方法が構法に与える影響は大きいです。

建築物には、より便利で快適な空間を実現するために、空気調和・給排水・照明・電気などの諸設備を用いています。それらの各種設備は、独立したものが多かったのですが、床・壁・天井などに組み込まれるものも増加しています。
その結果、それらも構法としてとらえる必要が生じています。
この他にも、建築物に対する視点にはいろいろなものがあります。
構法は、それらの相互関係をふまえ、総合的な視野から目的にかなう建築空間を実現するよう考えなければなりません。

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